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今年のポケモン映画の感想:「オレはマサラタウンのサトシだ」という叫びに凝縮されます [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

もうすぐ冬もやってくるこの頃になって、今年夏のポケモン映画の感想を書いていきますよ。

今年も大人一人でポケモン映画を見に行ってきました。

今年の映画で一番印象に残ったのは、主人公サトシが強敵や困難に向かって必ず叫ぶ
「オレはマサラタウンのサトシだ!」
という声です。
心から、いいなぁ!と思いました。

マサラタウンは、サトシ君の家がある街。旅の出発地点です。
自分が居た場所の名前で、「訪ねてくるならここで聞いてよ」という場所です。

彼がこの言葉を言う時。私が思い出すのは昨年の映画に出て来た、王国の王子です。
彼は「○○王国の某」と自分のことを名乗ります。
(それに対してサトシが「オレはマサラタウンのサトシだ!」と言ったのが、何故かもの凄く印象に残っています)
王子のその言葉に、場所への彼の誇りと責任、肩書きのようなものを感じました。
一方で、マサラタウンのサトシ、のマサラタウンには
なにもない、
前だけを見て旅に出た彼の無邪気な言い方からは、そこが帰る場所という意味合いにも私は感じられません。
対峙する相手にとって、自分自身のことをアイコン化しやすくするために、単純に出発地点を付けているという風に、私には聞こえます。

それがとても羨ましいです。

自分自身は、自分自身でしかないという当たり前で恐ろしい事実を自然に受け止めて
相手と対峙すること、自分の行動が自分から発するものであること。
年を経るごとに何かに頼れたら、誰かの評価に沿う何かがあったらという気持ちが出てきがちな私にとって、
羨ましいを通り越して、目を丸くして、ああなりたいとおもう、その一点が
今年の映画の一番の印象です。
今でも、ああなりたいと思います。

サトシが目指す究極の目標「ポケモンマスター」という称号は、ゲームやアニメ、映画の中の世界にも存在しません。彼が考え出した彼だけの称号です。
それを公言して生きていく、自分への素直さも羨ましいです。
振り返って、なぜ、自分が思う道を人に晒すのを自分はつい恥ずかしいと思ってしまうのか、それもあります。

サトシは天性の性格の素直さを持っていますが、特別な技量を持っているわけではありません。
かといって、特別なポケモンに選ばれたサトシは、偶然に選ばれたわけではなさそうです。
登場する二人の子供も、心に秘めた自分だけの思いを抱えていても、それが希有なものとは言い切れない、誰にでもやってくる、または誰でも持っている気持ちを抱えた、普通の子供達です。
特別な子供は一人も出てこない映画の中で、サトシを含め特別なポケモンに会えた三人は、誰でもその人自身にとって特別なのだという印象を与えます。特別なポケモン三匹も、無名のポケモンから生まれました。

もっと自信を持って欲しい、一人一人が自分自身を大事にして欲しい、と映画がいっているように私は感じました。

サトシはピカチュウというパートナーポケモンに出会えて、一層輝いていきます。
ピカチュウ自身も、その人生の中でとても重要な出会いをしたのではないかなと思います。
誰かと一緒に、それぞれ思いは異なっても一緒に進んでいける、そういう人生は身近にあり、まためったにないような、貴重なものだと私は思います。
うんと若かったら、そうだなぁ、「こんなことあるわけないじゃん」なんていう自分がいたかもしれません。
こういうことはあるんだよ、というのはハッキリ言わない教えない、楽しみにしてても来ないけど、いつかああそうだなって思うことがあるかもね、と、もし孫が出来たら私は孫に言います。そういう年になったなぁ。子供達を連れて観に行ったりしていたのが、いつの間にか子供達も独立してゆきました。

見て良かったと思いました。良い映画だったと思います。小さい子には怖い、悲しい場面が辛いかもしれないですが。

映画に行った時は9月の始めでした。私はいつも、夏休みの混雑を避けるように秋口に観るのです。
いつもの年なら自分を含めて一人か二人の平日昼間上映に、親子連れや一人でいらっしゃった大人の男の方、学生さんかな?二人組みの若い女性の方など、お客様が何人もいらっしゃいました。
私がポケモンをゲーム機にダウンロードしているところを見たその二人組が、
「ああー、そうだ、そういう映画だったねぇ」と言っていたのが、楽しかったです。
小さい頃にDS持って来てたんだね、きっと。



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大人一人でポケモン映画を見に行く委員会:去年の話 [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

明日は、去年映画を見に行った日です。←写真の日付を見て確認
で、明日がたぶん最寄りの映画館で見れる平日最終日。
見に行く前に、感想書いとこうかなぁ。

実は、個人的に去年はとてもシンドイ年でした。
まあそれはともかくね。それに加えて、途中でガクーンと道が見えなくなる状況、そんなときに映画を見ました。上映期間ギリギリになってたのに気がついて、隣県まで見に行ったのよ。

がらんとした館内で、呆然と映画を見始めてたのね。

(ここから少しだけネタバレです)

体調不良もあって途中トイレに立ったりしたので、ストーリーのキーとなる「フーパ」の思い出部分を見逃しています。


それでも、フーパを目で追っていたよ。フーパのように、自分で自分を縛る輪から抜けられれば良いのに、と、思っていました。

また、フーパの強さと空しさも見てた。主人公(ポケモン映画の主人公は人間)や周囲が危機に陥るときのフーパの力は、フーパそのものの力じゃないよね。
それを「つよい」と言ってしまうフーパの子供らしさと、リアルな世の中にある、私にもきっとある、無邪気で淀んだ勘違いのようなものを、ボンヤリと見ていました。

大団円の後、最後にフーパが強いポケモンの力を借りずに、自分の力を自分で使う、そうやって壊れた町を治すお手伝いをしている、そういう優しい結末で良かったと思います。
心から、フーパ、いいなぁ、フーパはいいなぁ、そう思ってたよ。

また、いきなりフーパに呼び出されて訳が分からないうちに戦っていた「つよい」ポケモン達が最後にひとこと言ったんだけど、それも良かった。

本当にそういう状況だったら、素直な感想はそうだよね、と思う。
突発的なヒドイ状況のとき、なにか訓示めいたことを言って状況を丸め込もうとしたり、憤ったりするのは、人間だよね。

ポケモン映画は、こんなにアニメ映画が増えた現在でも、どこか子供のもののような扱いを受けている気がするけど、伝統的に「ちょっと世の中を一歩引いて見ている」ところがあって、「みんななにげに思ってること、声高に言われてること、ホントはどうなの?」というのを、ごくごくさりげなく伝えている気が、私はします。
しかもそれを、子供達に向かって発信しているということは、とても大事なことだなぁと思うのは、ひいきの引き倒しでしょうか。

そういうわけで、映画は(時には)一人で見るに限るなぁ、と思います。
見る立場も、見ている状況も、その時その時で違うわけなので、映画を見ると、自分が見えると私は思います。
・・・そういうことは意識しないで観に行ってますが。

映画の感想を書いたのは、これで二回目です。いつもは「大人のみんな、大人だからってかっこつけてないでポケモン映画を見に行こうぜ!」的な事ばっか言ってるので、事前準備とかそういうことばっかり書いてます。

明日は3DSにオメガルビー入れて、消音・明度最低にして持っていかねば。前売り券買っとけば良かったなぁ。
あ、画面は拭いた方がイイよ。くしゃみの後とか、結構ついてたりしない?・・・私だけか。
案外画面は人の目に触れるので、恥ずかしくないようにね。経験からお勧めします。

大人の皆さん、たまには、こっそり一人で、ポケモン映画を見に行ってみてはいかがでしょうか。
来年是非どうぞ。








大人一人でポケモン映画を見に行く委員会2014 [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

今年もポケモン映画の夏がやってまいりました。ポケモンオールドファンの皆さん、お元気ですか?
自称「大人一人でポケモン映画を見に行く委員会」会長 tonpyoです。

さて、本日は7月18日(金)。「前売り券販売最終日」です。
7年前にポケモン映画を前売り券で見ていなかった方、今年の前売り特典は
「ダークライ」
です。お手持ちポケモンでないなら、今日が最後のチャンスですのでお忘れ無く。

また、以前のゲームソフト(今は「ロム」と呼ばれているらしいです)に愛着がある方や
ポケモン移動に心情的に抵抗のある方(ストーリーのあるゲームって思い入れってありますよね!)も、前売り利用はお勧めです。

なお、「ダークライ」ダウンロード期間は9月30日までとなっています。とはいっても、油断無く。
大人は雑事で大事を忘れやすいですからね。

私は昨年耳の故障により欠場?してしまいましたが、今年はさんざん迷ったあげく、昨日の夜に前売り券を購入。9月の頭の平日に行こうかなと思っています。左耳の聞こえがかなり直って来た・・・というか、固定されてきた(泣)ので、映画の音量を浴びても2日で回復するのではという予測の元での購入です。それはともかく。

大人として、ポケモン映画をゲームと共に楽しもう、という、この委員会。
身だしなみからダウンロードマナー、ちょっとしたカッコツケまで、数年にわたり記事でご紹介してきましたので、今あまり申し上げるお話もナイかなぁ(去年見てないし・・・もちろんダウンロード特典なんて手に入れていませんよ。そういう昭和世代)。
数点ほど、前年までの記事に無い事を書いてみようと思います。

なお、以前の記事はこのブログの中で「大人一人でポケモン映画」で検索すると出て来ますので、一読して頂ければ幸いです。皆さんご存じのことばかりで、お恥ずかしい限りですがご笑覧下さい。
では、行きますよー。

1.(何度も言う重要事項)必要ソフト(ロム)装着確認、充電満タン、電源オン、音量ゼロ、明るさ控えめ

今年のソフトは「ポケットモンスター X/ポケットモンスターY」です。

大人になれば、いろんなゲームで遊んでます。ちゃんとロムは入っていますか?(または、ダウンロードしていますか?)そして「3DS」です。他のゲーム機もってきちゃった場合は、もう一回見に来ましょう。そこは働く大人の醍醐味って事で(違う)。

音量については、私の3DSだけかもしれませんが、音量スライダが軽い力ですぐ動きます。
セロテープ貼るくらいの勢いで音量には気を遣いましょう。
これは「前売り券を購入」の際に特に重要です。今更ですけど。おもちゃ屋さんで普通の行為もそれ以外の場所ではかなり浮く、っちゅうか不審です。
特典ダウンロードの効果音をお聞きになる場合はイヤホンを用いましょう。

2.直前に遊んでいるソフトに気を遣おう!その1(昔のソフトのおもしろさをつたえよう)
Miiのすれ違い通信では、直前に遊んでいたソフトが紹介されます。
ポケモンオールドファンの中には、オールドゲームファンもいるはず。
ここは、昔取った杵柄、バーチャルコンソールダウンロードしたお手持ちの良作を直前に遊んでおくというのも、なかなか粋ではないでしょうか。
親子で「昔こんなゲームがあった、あの頃は・・・」的な会話が盛り上がれば、なんか良い事した気分(になるかなぁ?)。

3.直前に遊んでいるソフトに気を遣おう!その2(CEROに気を遣おう)
幅広い年代層向けのゲームが展開されるようになった、最近の任天堂。そしておもに子供達が集う「ポケモン映画」。そして今時は生まれた頃からネット検索に長けている子供達。
とくれば、察して欲しいところです。カッコツケでもいいじゃんよ、ポケモン以外にCEROがAじゃないんなら、直前にポケモンで遊んでから劇場に行こう。

4.ネタバレ回避のコツ
一人で見ても、気の合う仲間と映画の話で盛り上がりたいところ。ただし、大人はともかく子供にネタバレの寂しさを味わわせる必要もないからね。で、ちょっとした(というか、うっかり回避)コツ。

親子が入りやすいレストランやカフェ、おもちゃ店、ショッピングモールの休憩所。「今年は良かった!」と叫びたい心があるなら、そのことだけを、言おう。「大人が見てもなかなか良かったよー、ま、言わないけどね」くらいで。

また、フェイスブック等SNS。本人だけがログインできても本人だけ見ているとは限らないのが、御家庭用PC(タブレット含む)でのSNS。お父さんが熱心に読んだり書いたりしているのを、机から頭半分だけ出して読んでるいたいけな子供達がいるかもしれん。お盆時はなおさら(親戚の子とか)。そのタブレット、ソファの後ろから見られているぞ!

映画公開の期間は以外と長い(映画館にもよる)ので、うっかり注意。

5.明るくなるまで席を立たない。
これは以前の記事にも書いたけど。最近スクリーン前ダウンロードは映画終了直後もできるので、最近は暗い内に席を立つ人も少なくなりました。何しろアブナイし、大人は子供より大きいので映像のジャマ。
なによりも、次回に繋がる「何か」が映像にあったりなかったりするエンドロール。オールドファンこそ、どっしり構えて、ゆっくり席を立とう。

こんなとこかしら。

あ、そうだ、大人一人だけど「子供も一緒」というのも良いね。
というか、私が是非オススメしたいのは
「子供が見ている物を自分も見る」
という姿勢。

ポケモンだから安心だ、子供の映画に付き合っている間に久しぶりに友達とお茶したい、そういう気持ちはワカランでも無いけど、・・・ウソ、私には全くワカリマセン、ゴメン。
それでも、親も一緒に見た方が良いと考える、私なりの理由があるのでお聞き下さい。

映画は、音と映像のインパクトが家庭で見る番組よりも遥かに強大です。
子供の心に響く力も強い。

それは、映画ファンが「映画は映画館で見ないと良さが分からない」という由来の一つです。

自分の子供が何に興味を示し、何に感動するのか。何を映画から与えられているのか。

もし、ポケモン映画やご興味のナイ子供映画に親子で行くならば、「映画を見るより子供を見よう」。
それくらいのパワー、そして楽しさが映画にはあると私は思います(感想を無理強いしないこと)。

赤ちゃんお連れの場合はムリですが(音も明るさも不向きですので、映画を見るお子様の方は誰か他の大人の方に付き添って頂くとよいでしょう)、チャンスがありましたら是非付き添ってご覧になることを、私はお勧めします。


今年はどんな映画かな?映画は大人が作っているんだよ。どんな大人が、どんな気持ちで作っているんだろう、そんな気持ちを察しながら見るのも(すれた?)大人の鑑賞スタイル。
耳を養生して、今年は見たいなぁ!


追記:今年は、見たよ!


大人一人でポケモン映画を見に行く委員会2013 [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

自分、現在耳を壊してて治療中なので、今年はポケモン映画を見に行けないんだ・・・・・orz
ずいぶん良くなったんだけどね・・・うーん、でも駄目だ(ショッピングモールの喧噪がツライ程度には回復した)

それはともかく。

今年もポケモン映画の夏が来ました。今年はテーマがレーゾンデートルということでナイーブ。良作な気がするのねん。宣伝しか見てないので、予想です。

「大人一人でポケモン映画を見に行く委員」会長(自称)としては、今年ケガ欠場で残念無念です。
それでも、子供の心を持ちつつ一人で行動できるオトナな大人を一人でも増やすべく、活動しましょう。

最近は老眼の味方「3DS LL」を持っている方が増えたのではないでしょうか。画面がDSシリーズ最大なので、大人は大助かりです。
なので、3DS LLを持って映画を見に行く場合を想定して、心がけることを考えていきます。

何よりも先ずご確認頂きたいこと。

「お持ちの3DS LLで、ポケモンを遊んだことがありますか?」

もし、DSやDSライトでポケモンをプレイしていて、今回初めて3DSや3DS LLを使おうとしている方は、
ポケットモンスターオフィシャルサイト→ゲームトップ→ゲームサポート・サービスのページにある
「ニンテンドーDS本体を変更するときのご注意」を今一度お読み頂く事をお勧めします。
お読み頂き、必要があれば、3DSシリーズにポケモンソフトを立ち上げる前に「Wi-FIユーザー情報の移動」を行います。詳しくはページに書いてありますので、熟読の上、自己責任で行って下さい。


さて、晴れて3DS LLを持って行くことになった場合。
1.基本はフル充電。なんだか以前に比べてバッテリーの持ちが短いです(スマホ並み)。

2.出かける前に電源オン(大人が必ず常時スイッチオンにしてるとは限らない)。

時々「本体更新」が行われる場合があります。ちょっと時間がかかるので出かける前時間の余裕を持って確認するのがお勧めです。更新があればそのように通知されるので、電源を入れるだけでOKです。

3.「ふた」を開ける前に音量0を確認する。
DSと異なり、無段階調節な音量ボタン。出かける前に音量0でも、ちょっとさわって音量マックスとかありがちです。スマートにダウンロードを行いたいシャイな方は特にご注意。

4.事前に画面輝度を最低にしておく。
DSと異なり、下画面上部左のアイコンから調節します。慌てるとなんかツマンナイコトが起こりそう(操作ミスとか)なので、事前に行っておきましょう。

5.Mii設定で遊ぼう&挨拶に気を遣おう
知らない人とすれ違いするのが楽しいMiiすれ違い広場。デフォルトで付属しています。自分の似顔人形の頭に色々な形の帽子をかぶせることも出来ます。また、すれ違った人に挨拶をしてくれます。
映画館では多くの人とすれ違いますから、映画を見て楽しい気持ちをMiiで表現するのも悪くないです。もちろん、挨拶はネットマナーと同じようなというか、大人として恥ずかしくない良識が必要なのはいうまでもありません。
すれ違い通信広場は、大人のしゃれっ気を十分に子供に知らしめる良い機会です。頑張って下さい♪

3DSに特化した内容は、今思いつくだけではこんなカンジかなぁ。まだあったら書き足します。
そのほかの気遣いについては、前回書いた記事「大人一人でポケモンを見に行く委員会」をご覧下さい。
あ、記事文中に漢字の誤変換がありますが、気にしないでね。

では、大人の皆さん、今年のポケモン映画を大いに楽しんで下さい!!!!



・・・うう、今年は行けないけど、その分、来年が楽しみだぜ!←負け惜しみ








大人一人でポケモン映画を見に行く委員会 [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

おお、このブログで珍しくタイトルつけてるなぁ。

大人一人でポケモン映画を見に行ってきました。大人と言っても酒解禁になったばかりの若者ではありません。大学生が2人もいるような大人です。白き英雄の方を見てきました(大人としては「白い」でイイジャンとか思うけど、重々しい方がいいのかなぁ)。ちなみに1分間だけ黒い方より上映時間が長いのよ。

見に行くのは正直気恥ずかしいんですが!映画に行かないとゲームの中のポケモンが増えないという何とも言えないシステムのためには行くしか無い。(上映の席でゲーム機の中にダウンロードする事が出来る仕組み) なので、「大人が一人で見たいものも見れんでどうするよ?」という点と「自分のダウンロードは自分でするのが大人」という点、この2点を建前に動いた次第。あとは、「もう子供が一緒に行ってくれない(位に成長した)」のも理由かな。

初期の頃からのポケモンゲームユーザーならばもういい年ですよね。アニメも20周年越えました。蛇足ですが、テレビアニメを殆ど見ていないので、オープニングに必ず出てくるジュンサーさん(女性警官。手塚マンガのようにキャラクターが決まっている)が代替わりしててビックリしました。
単純に10歳の頃からゲームを始めてマンガを見てても30歳です。私はもっと年上。
見たくても見れない人いるんじゃないでしょうか。また、劇場で見た楽しさを忘れられないヒトも。
・・・映画って、映画館で見ると爽快なんですよね!見たい映画なら、なおさら。

そこで「大人一人でポケモン映画を見に行く委員会」。心の中でこっそり立ち上げました。
会員は30歳以上。心の中で「今でもポケモン映画が見たいんだ!」と叫べばそれで会員です。
会費は永年無料。映画代くらいは稼ぎましょう。「オレはポケモンのために、こんな苦しい職場でも頑張れるんだ」と思えばやる気も出るというものです。
意外と一人で行動していない大人って多いのでは無いでしょうか?
これがきっかけで仕事にも積極性が出るかも知れません。

さて、会則。

大人なんですから、一人で行動しましょう。映画に一人で行き、一人で鑑賞し、一人で館を出ましょう。
映画はフォーマルな娯楽と心得、きちんとした格好で赴きましょう。
映画受付に行き、一人で見に来た旨を伝えましょう。
DSを見せ、ダウンロードも行いたいのですがと申し添えましょう。
・・・そこまですると、席やダウンロード説明等、ホントに親切にして下さいます。
子供が見に来ていることを意識しましょう。
あらゆる面で大人な対応を心がけましょう。(ケータイ電源を切る、道を譲る、ゴミを拾う、静かに鑑賞する等)映画館で大人の手本を見せつけましょう。
スマートに「フリ」をしましょう。子供のため、孫のため、甥・姪のために見に来た、頼まれたというフリをしても会則には反しません。肝心なのは「楽しむこと」。
DS立ち上げの画面で恥をかかないようにしましょう(DSカメラで撮った写真が最初に立ち上がるため)
ダウンロードで困っているヒトを見かけたら、助けてあげましょう。コツは「ここはこうするらしいですよ?・・・・だそうですよ?」と語尾に付けること。
ヒトの画面を凝視しないようにしましょう。ホントは興味が無いんだ的な雰囲気を醸し出すくらいが他人との距離的にはちょうど良いです。

てなとこかな?

頑張れ大人。子供の頃の心を残していることは、ハッキリ言って大人生活ではジャマで苦しいもの。そこを、大人独特の知恵と工夫で乗り切っていくことこそが「大人」・・・なんではないだろうかと、自己弁護なら何とでも言えますね。
大人である事の責務を忘れずに、いつまでもポケモン映画を楽しもうではありませんか。




あ、蛇足ですが、委員会ってのは大人のシャレですからね!それくらいわかってね大人なら。
私は美術館・博物館・映画館・コンサートはもともと一人で行くタイプです。

2007-09-13 [大人一人でポケモン映画を見に行く委員会]

午後1時46分頃の天気:

言い訳

今夏、ポケモンの映画を3回見に行った。
一度目は下の子につき合って渋々。2度目は上の子を誘って。3度目は最終日に子供をダシにして見に行った。この時には既に割引券も無く、えらい出費だ。
こういう映画(子供で、アニメで、ゲームで、しかもプレゼント付き)を見た、というだけでドンビキになる私の知り合いに、言い訳させてもらう。

先ず、児童映画として質の良い映画だったことを言いたい。

実はそれとは関係なく、私が見に行った理由はプライベートに琴線に触れたシーンがあったから。それが何だったかはナイショ。

それ以外のことで感慨深くカンチガイ・・というか、考えたことがあるので書きたい。

(ここからは、映画を殆ど見ない私の想像することなので、御失笑下さい。)

ポケモン映画は、作るときにものすごく足かせのある映画だなと、見ていて思う。
毎年作らなくてはいけない、ゲーム・アニメ、他のポケモン番組と連動、協賛各社の意向もあるかも知れない(←想像)、・・等々。(さらに今年は映画10周年という足かせもあった)
そこまで大人のビジネスにがんじがらめになった映画を見るのは、誰か。
「ポケモンが大好きな」子供達だ。

これだけの諸条件を全て満たしつつ、前向きにテーマを紡ぎ出していった制作者に頭が下がる思いがする。
しかし、ここまで作っても「ポケモンの映画」ということで一蹴されてしまう、そういう運命もこの映画シリーズは持っている。
その理不尽さが納得いかない。

テーマはごくシンプルで、ただ、このテーマを具体的に口にする事は誰にも出来ないだろう。それほど直感的なものを持ってきている。
それを子供にも理解しやすいスケールで表現しているにも関わらず、子供臭く仕上げていないところが好感をもてた。(褒めすぎか?)

昨今、何にでも(屁)理屈を付けないと気が済まないようなエンターテイメント映画が多いような気がするが、この映画は、あえて理由付けをザックリ省略しているのが良い。ストーリー外への想像の余地をほのかに匂わせている作りも品が良い。
だいたい、怪獣のような巨大な生物がいきなり小さな町で暴れ出す、その場に実際に立ち会ったら、原因もヘチマもないだろう。そこで起こる事実と向き合うだけだ。理由を聞いて納得するはずもない。

映画を見ている小さな子供達の、凍り付いた立ち姿を思い出す。昔の怪獣映画のそれだ。
ゲームで「ゲットした(つかまえた)」とか「ザコ(弱いもの)を一撃~」なんて言いながら使っているオモチャの巨大生物が本当にいたらこうなのだ、という、そのギャップをその子は感じていただろう。立ち位置を変えて経験できることは少なく、それを感じるのも映画の役割だと思う。

数々のビジネス要求を盛り込み、テーマもストーリーもシンプルに、かなり計算されて作れた感のある子供映画という印象は持っている。それでもなお、「良かった」というのは、テーマの良さもさることながら、ちょっと想像した事があるからだ。

この映画は「ポケモン」の映画だ。「ポケモン」とは御存知の方も多いと思うが、ゲームから生まれた一群のキャラクターストーリーだ。
ゲームが子供達からの絶大な支持を受け、アニメが始まり、映画が作られ、そのうちにキャラクター群はどんどん幅広い分野で活躍するようになってきた。なにしろポケモンだけのイベントで広大な施設が満員になるのだ(←行ったよ・・)
ゲームが色別にワゴンに山積みに売れ残っていたのを見たことのある私には、隔世の感を感じずにはいられない。

最近では幾つものビジネス的な思惑がポケモンを中心に回っている感が否めない。子供の気持ちが、お金に替わる感もなきにしもあらず、とは言い過ぎか。

もし、自分がそんな中で「ポケモンが心から好きな子供達」の見る映画を、ビジネス要素満載で作り続けなくてはならないとしたら、どういう気持ちになるだろうかと想像した。また、最初にゲームを創り出した人たちがどんな気分だろうかとも、想像してみた。・・・「やってらんねえ」という気分になった。
映画もゲームも、先ずは自分たちが作りたい、と思うところから始まると思うが故だ。(そんな単純なものではないけど、モノツクルヒトってそういうところあるよね。作り出したら夢中、みたいな)

今回の映画では、「ポケモンに徹底的に嫌われているポケモン」が準主役だ。
そのポケモンは、悪夢を見せる「特性」(生来持っている、相手に関わる性質)が故に嫌われている。それが夢を見る者への警鐘であるにもかかわらずだ。
私は映画を見ている内に、そのポケモンが先に述べた想像と重なってしまった。ポケモンが好きで一生懸命作っているはずなのに、どんどんポケモンから離れ、嫌われていくジレンマのような(考えすぎ)

そういう見方をすると、その嫌われポケモンが最期に放つセリフに、何とも言えない感慨を持ったりするわけだ。


そんなこんなの、3つほどのザックリした理由で、3回も見てしまいました。
ごめんなさい。私はこういう人。
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